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熱処理コイルを自社製作

高周波誘導加熱

交流電源につながれたコイルの中に、金属等の被加熱物を挿入すると、被加熱物は、コイルとは非接触のまま表面から加熱されていきます。
高周波焼入れは、この誘導加熱を利用した熱処理です。
他の熱処理が、対流、伝導、輻射という、外からの熱の移動を利用するのに対し、高周波熱処理では、被加熱物が自己発熱することが特徴です。
誘導加熱において被加熱物のどの部分が加熱されるかは、どの部分に電流が流れるかで決まります。
それをいかに効率よく、被加熱物に伝えるかは、形状、焼入れ範囲、焼入れ方法や冷却方法などを考慮して、どんな加熱用コイルを選択するかで決まります。
加熱コイルとは、ノウハウが詰まった高周波熱処理の要ともいえます。

熱処理コイルを自社製作の特徴

製作コイルの種類

軸物移動焼きコイル(2巻き)
物移動焼き用コイル
軸溝焼き用定置一発焼きコイル
端面焼き用定置一発焼きコイル
4本同時焼き用定置一発コイル
旋盤、フライス加工を使用した精密コイル
現合制作によるカム焼き用コイル
軸、溝焼き用定置一発焼きコイル(外注)

高周波誘導加熱

パイプの切断
自社製作コイル製作手順
今回のコイル製作には銅の丸パイプを使用します。
ワークの大きさや形状、焼入れ方法、使用設備の出力等に合わせて、φ3~φ16または3×3~16×16のサイズのパイプを使用します。
自社製作コイル製作手順
自社製作コイル製作手順
自社製作コイル製作手順
切断したパイプを曲げて、コイルを成形していきます。
曲げる箇所を加熱し、ワークや、焼入れ箇所の形状に合わせて行きます。
加熱コイルはフェライトコアや珪素鋼板を使用し加熱効率を高めることができますが、弊社のコイルは長期、長時間の使用でコアが劣化することによる品質のばらつきを無くすために、極力コアを使用しないコイルの設計を心がけています。
自社製作コイル製作手順
自社製作コイル製作手順
加熱部、リード部、冷却部を組立て、コイルの形が完成します。
自社製作コイル製作手順
自社製作コイル製作手順
自社製作コイル製作手順
組み立たコイルを溶接していきます。
溶接には主に銅を使用し、共付けをします。
形状や、用途によっては簡易なロー付けを
行いますが、コイルの強度を高めるために、銅の共付けを主にしています。
自社製作コイル製作手順
自社製作コイル製作手順
形状や冷却水量等の最終チェックを行いコイルの完成です。
上記のコイルは実用新案登録済みのコイルです。