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サブゼロ処理

サブゼロ処理の概要・特徴

鋼の焼入後0℃以下まで冷却する操作をサブゼロ処理、または深冷処理と言います。
焼入した鋼にこの処理を適用することで、残留オーステナイトをマルテンサイトに変態させることで、経年変化の防止などの効果が期待出来ます。

サブゼロ処理

サブゼロ処理とは焼入後に-80℃程度まで急冷を行い、焼入れで発生した残留オーステナイトをマルテンサイトに変態させることで経年変化等の不具合を防ぐ効果があります。また、マルテンサイト変態が起こる為、硬さも増加します。

超サブゼロ処理(クライオ処理)

サブゼロ処理よりも低い温度(-100℃以下)で行う処理です。
一般的に温度が低いほうが耐摩耗性の向上に効果があるといわれています。

【適用材質】

SK,SKS等の工具鋼、SKD等のダイス鋼など各種鋼材対応可能

【よくあるご質問】

Q.どのくらいのサイズまで入りますか?
A.弊社設備では有効寸法は、H450×W680×D930mmです

 

Q.サブゼロ処理だけでお願いすることは可能ですか?
A.可能です。ただし基本的には焼入れ直後にサブゼロ処理を行うので、できるなら焼入れとセットでご依頼頂けると適切な処理効果が発揮できると思います。

 

Q.超サブゼロ処理とはなんですか?
A.通常のサブゼロ処理よりも低い温度(-100℃以下)で行う処理で通常のサブゼロ処理よりも高い耐磨耗性を得ることができます。

 

Q.サブゼロクラックというのはどういったものなんでしょうか?
A.サブゼロ処理の際、製品をー80℃以下まで冷却するため発生するクラックのことです。焼入後の製品に脱炭層があると発生しやすくなります。

 

Q.サブゼロクラックを防ぐためにはどうすればいいのでしょうか?
A.脱炭層を除去するか、100℃程度での仮焼戻を行い、脱炭層の引張応力を低減してから処理を行うとサブゼロクラックのリスクは低減されます。

 

Q.どのような製品にサブゼロ処理をおこなうのですか?
A.焼入後の残留オーステナイトが多い高合金鋼や、ゲージ類等、経年変化の発生を極力抑えたい製品等にサブゼロ処理を適用することが多いです。

【主要設備】