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「割れ」でお困りな方

焼入れでは冷却による収縮と、マルテンサイト変態による膨張とが同時に起こり、内部応力に鋼の引っ張り強さを超える部分ができることで起こる『焼割れ』や鋼を焼き戻しが不十分な場合におこる『置き割れ』また、熱衝撃による『研削割れ』等があります。
ここでは『割れ』のよくあるお困りごとと解決策をお伝えします。

焼入れ時、割れの場合(割れの原因がわからない)

原 因   対策・対処法
技熱処理については、加熱温度が高すぎたり、Ms点以下での冷却速度が早すぎたりすることが原因になることがあります。
また、材料の組織や、加工方法、製品の形状等、複合的な要因が重なり起こることがあります。
焼入れ温度の改善や、冷却方法の見直し等が必要です。また材料は、国内材、国外材、ブランドなどJIS規格を満たしていても違いがある可能性があるので、事前のテストをお勧めします。

焼入れ後の割れの場合(割れる時と割れない時がある)

原因   対策・対処法
焼戻し不足。温度設定と時間に原因があります。 迅速な焼戻しを行うこと。
また、焼戻し時の温度設定、焼戻しの時間が適切に行うことが必要です。

使用時の割れの場合

原因   対策・対処法
形状と硬度についての設計上の問題があると思われます。 研究機関で組織観察を行い、原因追跡をし対策ができる熱処理加工業者に相談する。

割れに関するQ&A

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割れに関す解決事例

焼入れ・熱処理 事例①
焼入れ・熱処理 事例②