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機械加工(研削加工・切削加工)

機械加工の概要

「焼入れ熱処理研究所.com」では、お客様の声にお応えすべく、熱処理工程とは別に機械加工(切削加工、研削加工など)に対応いたします。加工部品を熱処理と一括で手配ができ、短納期対応を実現でき、当社が一括管理いたします。

各素材とその加工方法

素材 加工方法
切削加工 研削加工
旋盤 フライス マシニング 平面研磨 内径研磨 外径研磨
炭素鋼 S45C〜S55C、SCM415〜SCM440
特殊鋼 SKH、SKD、SKS、SKT、SUJ
ステンレス鋼 SUS303、SUS304
SUS420J2、SUS430、SUS440C
焼結合金 各種
銅材 C系各種
アルミニウム材 A系各種
鋳物/
ダイキャスト
銅系(CuC各種、YBsC、BC各種、PBC、AlBC、SzBC 等)亜鉛系 (DC各種、ZDC各種 等)アルミ系 (AC各種、ADC各種 等)等全般
その他 ソフトフェライト

機械加工の加工事例

■切削加工事例1/ギア

熱処理内容 浸炭焼入
素材 SCM415
加工精度 端面/内径 直角度0.01
サイズ Φ129×28

■切削加工事例2/ローラ軸

熱処理内容 高周波焼入
素材 SCM435
加工精度 軸外径公差幅0.013
サイズ Φ51×855

■切削加工事例3/リテーナー

熱処理内容 高周波焼入
素材 SCM440H,CuZ
加工精度 内径公差幅 / 0.010
外径公差幅 / 0.015
直角度 / 0.01
同芯度 / 0.005
サイズ Φ75×84

研削加工Q&A

Q.納期はどれくらいを想定しておけばよいですか?

A.短納期対応を致しております。工程数や数量、現場の状況により異なります。まずは図面をいただけますでしょうか?すぐに回答いたします。

Q.1個だけですが、対応可能ですか

A.1個からお受けいたします。1個から500個までは日常的に対応しております。

Q.研削加工前の取代はどのくらい付ければよいですか?

A.取代が少ない方が研削時間は短くなります。しかし歪み量以上の取代は最低必要です。当社で熱処理からご依頼をいただくと歪み取りを精度よく行いますので取代を減らすことができます。

Q.鋳鉄・鋳鋼の研削はできますか?

A. 多くの実績があります。

Q.メッキ品の研削は対応可能ですか?

A.メッキ前研削+メッキ+メッキ後研削を一貫して対応可能です。(メッキは協力工場にて対応いたします)

Q.SKH,SKDは研削はできますか?

A.対応可能です。社内で真空焼入れし、研削まで行う実績が多くあります。研削だけの注文も頂いております。

Q.SUS材でも研削できますか?

A.熱伝導率がS45C等に比して2.5分の1と熱がこもりやすく、また線膨張係数はS45C等に比して1.5倍と温度による寸法変化がしやすい材料ですので一般的な鋼材よりも慎重に研削する必要があります。弊社ではSUS303、SUS304、SUS420J2、SUS440Cの研削実績があります。一度ご相談ください。

Q.アルミ合金の研削はできますか?

A.実績があります。図面を頂いて相談させてください。

Q.銅合金の研削はできますか?

A.各種実績があります。定常的に注文を頂いているお客様もあります。図面を頂き、ご相談いただけると対応しやすいと思います。

Q.ソフトフェライトの研削はできますか?

A.平面研削は実績があります。円筒研削、内面研削については、テスト品を頂ければトライ致します。

Q.サイズはどこまで対応できますか?

A.社内対応範囲に関わらずお問い合わせください。協力会社含めほとんどのサイズに対応可能です。

Q.硬質クロムメッキと研削が必要ですが、どうすればよいですか?

A.電気めっき法で行われる硬質クロムメッキは均一な膜厚管理が難しいメッキです。硬質クロムメッキの耐摩耗性が必要だが厳しい寸法公差も必要な場合には、仕上がり寸法に対してメッキ厚さ分を余分に研削で削っておいてから、厚めにメッキをして、その後に再度研削で寸法仕上げを行う方法を取ることが多いです。

Q.無電解ニッケルメッキと研削が必要ですが、どうすればよいですか?

A.無電解ニッケルメッキは膜厚管理がμm単位で可能で均一につけることが可能です。 研削で必要な寸法精度に対してメッキ厚を見込んだ寸法に仕上げてから無電解ニッケルメッキを行うことができます。メッキの硬さが必要な場合はベーキング処理も行うことでHv700程度の硬さにできることもあります。

Q.テーパ形状の外径あるいは内径の研削は出来ますか?

A.大きさ、形状にもよりますが研削できます。図面を予めいただいてご相談いただければと思います。寸法や公差によってはテーパーゲージをお貸りしなければならないこともあります。

Q.偏芯した部分の外径あるいは内径の研削はできますか?

A.そのまま研削できるものや、偏芯基準のセンタ穴加工をして研削するもの、治具を製作して研削するものなど、さまざまな対応をしております。図面を拝見して研削方法を検討させて頂きます。

Q.研削加工と研磨加工の違いは何ですか?

研削は「研削」、研磨は、「表面処理」をJIS では規定されております。しかし一般的には研削のことを研磨と呼ばれることが多いことも事実です。
研削加工は、砥石などを使用して材料を摩耗させます。焼き入れされた金属などの硬い材料を削り取るときに最適 です。また、円筒研削盤、平面研削盤、センターレス研削盤など専用機械を使用し表面仕上げ精度と寸法精度をあげます。 研磨加工は研磨剤や研磨材を使用して、材料の表面を摩擦によって削り取る方法です。
光沢や鏡面仕上げなど、表面を滑らかにすることを目的とし研削加工後などの表面加工の最終工程時に使用されます。
詳しくはこちらhttps://www.sanyodenshi.com/machine.html